おいしいもの

雨もだけど、風が……ものすごかった。所用で外出したのですけれど、何度も外に出たことを後悔しました。でもどうしても外せない。
風で傘が壊れてしまう人を何人見たことか…私はなんとしても自分の傘を守りたかったので、ちょっとだけ開いてさしたり、本当に危険を感じたときは傘はたたんで歩く&建物の中でジッとしたのでした。
なんだか寒いし、かといって(どのお店もガラガラだったけれど)お茶をする気にもならないし、こんな日なのに出先で知人にバッタリ遭遇…忙しくてゲッソリする一日になりました。こういう日に、こういう日だからこそ外で働いておられる方がいて、頭が下がります。
帰宅後、染めをしようか、版画をしようか迷って、版画の摺り。うまくいってると思います。昨晩は違う版木をキリのいいところまで彫ったのだけど、どうなるのかなぁ(そりゃ、うまくいってほしいに決まってる)と思いつつ眠りにつく。朝起きて「やっぱ、もうちょっと彫った方がいいみたい」と思ったので、きょうの夜も彫ります。
この頃、難しいと思うのは「もうちょっと彫った方がいいと思って」とか「この作品を作った動機は」みたいなことは、やっぱり言語化できない。そしてそれらに対して、人はソコを知りたがるし、私も誰かの作品を見て思わず聞き(知り)たくなってしまうことやねんよねぇ…ということです。
昨日は「これでよし」と思ったことなのに、ひと晩おくと「いや、もうちょっと」となるとき。作っているものと自分の距離感が良くなって、見えなかったものが見えるようになった。とか(なんかカッコのつくことを)言えますし、実際そういうこともあるとは思うのだけど、それはひとつの見方というだけで、「かるーく気が変わった」ときもあると思うのです。…そして、その軽さは「ものを考えていない」のとは別だと感じます*1
写真は一週間ほどまえに食べたカレー屋さん。大阪にあるんだけど場所がわからない。でもまた行きたい。と思っていたカレー屋さんで、連れて行ってもらいました。ほかの同行者も「行きたかったけど場所がわからんかった」と言っており、そーだそーだと激しく同意&やっぱり美味しかったです。そしてまた場所が覚えられない。

*1:「ものを考えている」ということとも別だと思ったりもします。