春色

版画、ちゃくちゃくと(でもないけれど)ゴールに向かっています。見当も気持ちよく合ったし、色も春全開なので気持ち晴れやか。3点制作しモチーフは同じで、雰囲気の違うものを作っています(少なくとも、そのつもり)。こういうのは連作っていうのかな…違うのかな。私のなかでは微妙なところです。
以前「とーぜん連作」と思って制作したものを「バラバラだから、どれかひとつに絞って見せたほうがいいかも。」と(こちらもとーぜんという感じで)言われ、周囲を見渡すとカンペキに四面楚歌だったので大ショックを受けたことがあります(私には虞もいませんし、ほんとひとりぼっち)。頭のまわりに「ガーーーン」って文字が出てたと思うほどに。
「ガーーーン」という場面に遭遇することは多いのですけれど、たいていは木版画の多様さと面白さを実感します。けれど連作については、いまもガーーーンのままで考込むことが多いです。
いま作っているものは(雰囲気が違えども)完全に連作のつもり、その要素を盛り込んで絵も考え作り始めましたが、実際に出来上がってきているものは「いやいや、これは微妙」という気分。2点は連作。1点は別物という気がします。
出来上がったら色んな方にご意見を聞きたい気分です。