ひととなり

銀四郎通信
銀ちゃんは今のところオムツなしの生活です。
ただトイレ用シートは寝床の腰あたりに敷いています。パッと立上がって寝床から出てトイレをすることもあれば、移動が間に合わなくてすること。寝たまま漏らすこともあります。
一時、こちらの対応が甘かったようで内股がタダレそうになったことがあり、その点だけは注意しています。先々オムツ着用になるかもですが、今のところは銀ちゃんがイヤそうにしているので出来るかぎり人が動く方針を取っています。
お互いに負担にならないように持ち上げるとか、移動させるとか。技術的なこと以外、介助や介護には正解というのがないと思うので、家族(とくに一番銀ちゃんを看ることになる母)がどういう価値観で選択をしてゆくのかというのは、いつも考えさせられ話し合うことも多いです。
人によって意見が違うこともあれば、意見は一緒だけど出来る人と出来ない人がいる…とか、介助や介護は多面であり、そのうえ多面体がいくつもあるような気がしています。銀ちゃんは人の言葉は話せないけど、銀ちゃんの意思というのは確実にあって、それに対する汲み取り方や解釈の仕方もいろいろ。人でも意思疎通のできない状況という場面はあると思いますが、銀ちゃんの状況と似ていなくもないです。
そういう時なにを拠り所に汲取り解釈するのかと言えば、その人の生き方や性格、意思疎通ができていた頃に話していた価値観に頼ることになると思うのです。銀ちゃんはまだ意思疎通ができる状況ですが、できなくなる日がくるかもしれない。そんな時に銀ちゃんと暮らしてきた今までを何度も振返って選択してゆくのだと思います。
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村☆押してね☆