区別してる

銀四郎
昼前に銀ちゃんを見に行くと、銀ちゃんではなく、弟が疲れきっていました。ひと言、ふた言、業務連絡をして私は銀ちゃんのところへ。掃除をしている間、横になりながらジッと銀ちゃんはこちらを見ていました。一通り片付けが終わったので、銀ちゃんを抱き起こして水を飲ませて、ご飯を食べさせたのですが、いつもより足のヨロヨロ度が高い印象。支えるのが大変。
ご飯をけっこう食べて、また水を飲ませ、デザートの蜂蜜薬も楽しませ、外出。出先で弟と母と合流。2人が悲壮な顔をしている中「銀ちゃん、ごはん食べて薬も飲んだ」と報告すると「よ、よかったー!!」と今までの経緯の説明がはじまりました。
きのうの夜から弟がご飯や水をやっても、ちっとも食べない。飲まなかったそうなのです。グッタリして目もくれない。のではなく、ウーウー鳴きながら全力で顔を逸らすのだとか……弟が言うには「銀の小さい頃から、遊びって言いながら銀には無茶なことばっかりやったから、俺は銀からぜんっぜん信用されてない。それどころか激しく警戒されてる。」んだそーです……うん、それはそうかもね。
昨日の夜からの弟の疲れようはこれだったのかと思いました。そりゃ、ゲッソリもすると思いました。お世話しても警戒され、おじいちゃん過ぎるのに水も飲まないほどの絶食なんて態度を取られたら……
ひとまず私は信用?を得ているようなので、大丈夫っぽいけど、『銀ちゃんはちゃんと誰が誰だか認識して、区別してる』と思うと、なんだか切なくなりました。母がいないことは銀ちゃんにとって想像を絶する負担なのかもしれません。
先月の銀ちゃん危機時に、先生は「目も意識もハッキリして人を区別していて、それくらい元気だから、大丈夫」と私を励ましてくださいました。その後、銀ちゃんが少し盛り返してから先生に挨拶に伺うと「あれだけハッキリしているということは、誰がいて、誰がいないか、ちゃんとわかってるってことでね。銀ちゃんが若い時だったら、銀ちゃんにとって大事な人がいなくなっても、それなりに順応してゆく能力も高いんだけど、歳を取ると順応できなくてガクッと来ることは、あるね」というお話もしていただきました。
先生は私の様子や当時の置かれていた立場をふまえて、時期をズラして違う視点でのご説明をしてくださったのだと思います。ほんとそうなのですよね。ハッキリわかるからこそ、そのツラさが大きかったり、ハッキリしているからこそ、体力が残っている。いろんな面があると思います。
きょうの銀ちゃんは、足がヨロヨロだったけど、蜂蜜大好き☆はキラキラピカピカだったので、落ち込んだりもするけれど銀は元気です☆の前向きデーだったと思います。
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