できあがり

写真は版木。版木の間に摺り終わった紙を挟み、紙をピンとさせています。
SANKさんに出展させていただく版画、仕上がりました☆きのう「これはどうかなぁ…」と手が止まってしまった最後の摺り。いい感じに持ってゆけ、版画ならでは!のものになりました。
あとはサインとエディションナンバーを入れ、額にいれて梱包、発送*1です。ここ最近は必要に迫られてサインを入れるようになりましたが、木版をはじめた当初から何年もサインは入れていませんでした。「ふつー入れるものだよ」「入れるのが決まり」「入れないと価値がない」などなど色んなことを何度言われたことか…。ふつーとか、入れるもの。と言われても、サインに関しては自分自身が納得できないと入れられるものでもないでしょう…と思っていました。理由は割愛するとして「入れないことを選んでいる」というのが正確なところでした。
今は入れるものと、入れないものがあって、ここの線引きも自分の中ではかなりはっきりしていますが、これを説明するとなると、相手を納得させる言葉を選んで話せるか自信がありません。個人的には自分が否と思ったものは、淡々と否をやり続ければいいと思っていますし、説明を求められたらそれなりの言葉を用意するのも(すべてとは言いませんが少しは)必要かなと考えています。
今回は入れるので、忘れないようにしないといけません。考えて選択しているわりには忘れがちなんです…心の底では「私は私が作ったもの全部にサインを入れたくない」と思っているのかもしれません。むかめ工房グッズも含めて。
でもでも「入れるならこんなのがいい、あんなのがいい。あんなフォント使いたい。」と考えたりするのでした……とくに、むかめグッズは色々と考えます。二極化どころではなく、矛盾しまくっていますが、自分の中ではそんなに矛盾しているつもりはないのでした。

*1:こう書くと「あとは…」がけっこうあってビックリ……。