雨の日は長靴装備ですが、ここ1、2年レインシューズ人気なので自動的に波に乗っしまっている感じです。
さらに長いスパンの人気者。といえばタイツだと思います。私が高校生の時はダサさの象徴というか、タイツを使用している人は稀でしたし、そもそもタイツを購入するのが困難でした。
色も黒、グレー、肌色。の3色ほどで、黒は品薄気味。ターゲット層は私のおばあちゃん世代だったのではないかと思います。しかししかし、私とクラスメイトの木下さんは冬期はタイツを愛用していたのです。何故かわからないけど2人揃って「タイツはオシャレである」とすら、地味に思っていました。
ほかのクラスメイト(クラスどころか学校全体)は、ストッキング*1が主流で、微妙にルーズソックスが流行っていたのではないかと思います。あえて書くこともないのだけれど、タイツ組(私と木下さん)は、ほかの人からしたら「めっちゃダサイ」人だったと思います。なんでタイツなの?と、よく言われましたし。いろいろ理由はあったけれど、木下さんと私は「タイツが冬の足下の装備として最もかっこいい」と思っていたわけです。ほかの人が「ストッキングが一番いい」と思っているのと同じように。
木下さんとはどこで黒タイツを入手したかとか、情報交換をよくしていました。私がいつもみつける&使用していたのは80デニールのタイツで、木下さんは120デニール…120デニールの方が分厚いし温かそうだし丈夫そうだし、なんだか悔しかった時もありました。
そして木下さんと私は、ある日「80デニール」と「120デニール」を糸口に気づいたのです。『ストッキングもデニールで言い表せるのではないか?』と。
辞書で調べたら簡単に答えはでました。表せる。デニールとは糸の太さの単位(だったと思います)なのです。1400デニールなどもこの世には存在するのです(縄梯子の縄とか、漁師さんの使用する網とか。綱引きの綱。お相撲さんのまわしも表せるのです。)。ストッキングは、おそらく10デニールとかそんなもんだろうと。という結論にいたりました、高校時分の我々は。
なーんだ、ダサイとか恥ずかしいとか思っているのは、ちょっとした差なんだ。全部デニールやん。靴下もデニールで表そうと思えばできるわけでしょう?とも思ったし、そのちょっとした差は譲れないなー。やっぱり80デニール以上のタイツがカッコエエな。とも思ったし。とりあえず「デニールすごいな」と、2人で大変満足したのでした。
今はカラータイツがたくさんあって、織りも面白いのがあるし、我が世の春です。望月の頃はいつ過ぎるのかな。

*1:今も口にするのも恥ずかしい単語です。何故か。