手元に写真がないので、画像ではひとつだけのご紹介になりますが、シギ・チドリ類の手ぬぐいの紹介です。
めだいちどり
めだいちどり
<サイズ>縦:約36cm 横:約100cm
<生地>素材:綿100%
<価格>1500円(税込み)
渡りをする旅鳥で、手ぬぐいにある「三枚洲」をはじめ、日本では今の時期と秋に立ち寄り、長旅に備え干潟でお腹を満たし(この時期の渡りでは)北へ。カムチャツカや極東ロシア方面に旅立ち、そこで繁殖子育てをします。秋には南へ。東南アジア、オーストラリア方面に向かいます。
旅をする鳥にとって各地のお食事処は大切な場所です。手ぬぐいのメダイチドリも干潟でお食事中。泥の中からゴカイを引っぱりだして食べたり、カニを追いかけたり、一休みしていたり。
手ぬぐいは夏羽。オスとメスでは微妙に羽根の模様?が違い、オスは胸に黒い線のようなものが入っています。
手ぬぐいのメダイチドリのサイズは、ほぼ実物大で、手のひらに乗ってしまうようなサイズです。小さい体で逞しいです。

今、私の手元に写真がないのが残念すぎる(ダメな)状態なのですが、「しろちどり」「シギ3種盛り」という、手ぬぐいもございます。
画像はエコワの森の、てぬぐいコーナー。ホビーズワールドさんの雑貨・小物コーナーをご覧ください。アップの写真や詳しい解説なども掲載されています。
「しろちどり」も夏羽で、オスとメスではハッキリとした違いがあります。メスは全体的にグレーの江戸前おきゃん。オスは頭と胸元に黒が入るグレーでオシャレな江戸前若旦那。メダイチドリ同様に実物大に近いサイズです。メダイチドリより、ひとまわり小さく、ヨチヨチ、トコトコ、まさに千鳥足。チョコマカ動いています。
シギ3種盛り」は、昨日私が見つけたチュウシャクシギをはじめ、アオアシシギキアシシギ。の頭部と、干潟の生き物がデザインされています。
この3種のシギを通して、私は「シギチ(シギ・チドリ類を縮めて「シギチ」)に、どっぷりハマることになったのですが、鳥に詳しい方*1は、手ぬぐいをご覧になって一発で鳥の種類を当てるのです。作った本人が書くのもなんですが、内心『……ひと目見てなんでわかるの?すごすぎ…』と、思いましたし、実際に口に出して「なんでわかるんですか?」と、言ったくらいです。
「え?そんなの、見たらわかるけど」なのだそうです。へぇぇぇ…でした。ひとえに指導教官さとさんのシゴキあってこそ、わかって頂けるシギ手ぬぐいを作れたのだと思います。いまの私なら「これアオアシシギでしょ」「いや、メダイチドリ以外なにに見えるんですか?」って言えます、確かに見たらわかる。誰かと何かを作らせていただくというのは、新しい世界が広がります。
非常に渋いシギ3種盛り手ぬぐいは、注染技法ではなかなか出来ないような細かい染めをしていますので、ぜひご覧になっていただきたいと思います。


お取扱い先
生態工房さん
ホビーズワールドさん
大阪市立自然史博物館さん
千葉県立中央博物館さん

*1:博物館関係者など。