やっぱり首が心配なので(自主的に)安静ということで、本日は染めや摺りや彫りをやめ、下絵に専念。
何度か書いていますが、下絵、絵起し…私にとって苦しい作業です。もともと自分の引く線が好きではないのも大きな要因になっていますが、そもそもアイデアが湧き出るタイプではないのでなおさら。
版画にしろ染めにしろ、ラフスケッチがそのまま形になってゆくわけではないので、ラフの段階であまり煮詰めすぎても面白くないと思っているのですけれど、その前段階のアイデアが出ないっていうのは……。
たくさん描いて、やっと掴めたと思う時と、考えて考えてポッと浮かんで、そのポッと浮かんだのを形にする時。その時々によって違いますが、なにか掴めたと思う瞬間というのがあって*1、その掴んだものを形にしてゆくのは、また別の話で、技術が必要だったり、体力が必要だったり、跳べる力が必要だったり…その上でそれを忘れられることが必要だったり。
むつかしいですね。この辺りのこと、もうちょっと言葉で捉えたいと思っています。
紙に直接、線をひいてゆくという行為は(少なくとも私にとっては)頭脳プレーの面が強いので、ついつい考え事が多くなります。気付いてないですけど、ひとり言も相当多くなっているんじゃあないかと思ってます。でも、大丈夫。部屋には私しかいないから。カメは別室だしね。
ひとり言が増える反面、考え事に集中しだすと、電話をしていても無言になってしまう時も*2あって、相手を困らせるか笑わせるかしてしまいます。

*1:あとから「いや、あれは勘違いだった」みたいなのも含めて。結構あります。

*2:ごく稀なことですけれど、相当気を許している相手だと、やってしまいます。迷惑!