やってみなくちゃわからない。本日もこの言葉をしみじみ噛みしめる一日でした。いままで厚めの和紙は苦手としてきたけれど、考えがかわる。もしくは広がるかもしれないです。
ここ最近、私の使う道具を作ってくださっている職人さんに、あらたに道具をお願いしようと思い、あーだこーだ相談しています。
しつこい私の質問に対し、いつも丁寧で、明快で、さっぱりしていて、「あぁ、この人はご自分の仕事が大好きなんだな」と、いうのが伝わってくる*1回答がかえってきます。
職人さんは気難しい方が多いと耳にするし、実際にそういう面はないとは言えないようですけど、私はイヤな思いをしたことは一度もありません。イヤな思いどころか「あーなんてつき合いやすいんだろう!」って感じる時がほとんどです。私も気難しくて、気が合うのかな??だとしたら重畳。
重ね着してちょうどいいと感じるような気候になってきましたが、摺る時は半袖でもゼェゼェ息があがって暑いです。作業が終わると一気に寒くなるから用心が必要。
むかーし、教室でフと振り返ると、くたびれきったランニングシャツ一枚で摺っている人がいて『男っていいなー』と、思ったちょっとあとに見たら、上半身裸になってランニングシャツはハチマキにして摺ってました。ギョッとしたけど『そうしたい気持ち、めちゃくちゃわかる!』と、共感の方が強かったです。私は決してできないけど…。

*1:大好きでは、表現できない色んなものを感じます。