シダ植物、大好きです。おそらく小さいころから好きだったんだと思いますが(記憶なし)、シダ好きを決定づけたのは、中学の時に夏休みの理科の自由研究でシダ植物の胞子について調べたことでした。全体的に緑っぽくて、裏返せば、虫の卵みたいなのがびっしり張り付いていて、なんとなく気持ち悪いんだけど(いまも気持ち悪いと思っています)魅力的に映りました。
後付けの理由だけれど、バラエティに富んだ緑の重なり、葉の形やかたさの違いなどに興味を持ったんだと思います。どれもこれも「よくみれば」という点が、さらに魅力を増して見えたのでしょう。
フワフワの毛につつまれる種類があるのもいいですね。あのフワフワを糸にして織物にする。と、いうのは20代になって知ったのですが「さすがシダ植物〜」と「先人はすごいな…糸にするとは」と、感心しました。もちろん春先に自分でも試してみたけれど*1粘りと伸びがあり、あのフワフワと糸を結びつける発想は、さもありなんでした。しかし、その後、本来は乾燥させたり、灰汁抜きをして、綿などに混ぜ込んで紡ぐというのを知りました。そこまでシダを生活に密着させるとは!って、さらに感心したものです。和紙だとわら半紙なんかに近い発想かな??
とにかくシダ植物は、好きだからなんでも感心する(危険な)状態くらい好きです。
かといって、すごく詳しいのか?と、聞かれたら全然詳しくなくて、種類を同定するなどのピークは中学で終止符を打っています。

ヤマイヌワラビですかね…ぜんぜんわかんないです。六甲山にある高山植物園近くで見つけたのだけど「あ、珍しいのがある…気がする」と、思って写真に撮ったものです。
シダとかコケとか藻って、いつか木版でやってみたいテーマです。緑じゃない作り方をしたいけど、なかなか「これっ」ってのが出てくれない。

*1:糸は紡げないけど、マネをしようと思って。たしかゼンマイでした。