あさ洗濯物を干そうと外に出たら、メダカ水槽にヒヨドリがいました。ヒヨドリ…朝から元気に鳴いてるけど、水を飲みにくる時は静かなんだね。
ヒヨドリにかぎらずメダカ水槽には、知らないあいだに多くの方が訪れているようです。前の住まいも多くの方が来ていたようだけど、今の住まいとは訪問者がちょっと違う感じがしないでもないです。
写真は顔料。わかりづらいかもしれませんが、固形で、これを細かい粉状にし、そこに定着材の役目をする膠を混ぜ、ほどよい状態になれば水で薄めて使用します。けっこう手間だし「ほどよい状態」がわかるには、何度も失敗を繰り返し体に覚え込ませなければなりません。
それらの手間を省いたものがチューブに入っている絵具*1です。
写真のものは「辰砂」と呼ばれる色。化学や民俗学神道密教などに詳しい方なら「丹」と書いた方がピンとくるのではないかと思います。水銀です。朱砂とも表記され、丹や朱砂の字面からは赤を連想*2させます。
私は「丹というのは水銀と関係して赤色らしい」というのを先に知ったので、丹=辰砂と知った時は「想像してた赤と違った!」って感動しました。

*1:チューブ状のものは必ずしも膠が使用されているわけではありません。

*2:スタンダードに考えると辰から赤はちょっと想像しがたいですが、辰砂の辰はたしか産地のことだったと思います。記憶があいまい。