ほんのちょっと過ごしやすい…かな?という一日でした。午前中に絵起こしをすることは滅多にありませんが、めずらしくしました。なんとなく長時間の集中力を保てない気がしたから。保てないというのは作業中にプッツリ集中力が切れるのではなくて、私の場合はミスが多くなります。こういう時はミスを出さなくていい作業をしましょう。そのほうが心身ともに穏やかでいられるからね。
午後からは、大丈夫でしょう。という感じになったので、草木染めのテスト。濃度や媒染材、定着等を変えてテストしてゆきます。分量を計算、水や液体の量を計り、染めに適した水温に上げてゆく、時間をチェック、気づいたことと変化をつけたこと(ようは気になったこと)のメモを取る。
薬品を使うのでゴム手袋が欠かせず、そのゴム手袋に薬品がついたまま他のものは触れないので、ゴム手なのにしょっちゅう手を洗うということをくり返し…ほぼ休みなく何時間も作業をするのだけど、とにかくヨロコビとラクタンのくり返し。思わず「わあ!」と声が出るほどハッ明るい色(または落着いた色)が出たり、想像とはまったく違う(なにか人を不安に陥れるような混沌とした)色が出たり。
小さいころは、そのヘンに生えている草を摘んで、グチャグチャすり潰し、そこに直接ガーゼハンカチなんかを浸していました*1が、その延長だと思います。
写真はパステル。学生時代に使っていたもの。使い方から出来の悪い生徒だったことを証明していますね。いろとりどり。

*1:これによく似た技法が奈良時代にはすでに出現していたそうですが、その内容を読んだ時「そうそう!その通り。私も小さいころ、同じ問題にぶちあたったのよ!」と思ったことがあります。